矢田新埠頭建設中 (昭和13年・1938年発行『土木建築 工事画報 第14巻9号』より)
昭和13年(1938年)。矢田新埠頭の建設現場です。前年には盧溝橋事件が起きていて、日中全面戦争が始まった最中でもありました。中国と戦争の進行と日本海に面した七尾港の修築の進行には因果関係があったことでしょう。
敗戦間近にはこの埠頭において、中国より強制連行された中国人たちが荷役の強制労働を強いられました。劣悪な環境の中での労働だったため、連行された399人のうち15人が死亡しています。
このような悲惨な歴史も含めて七尾の港の歴史を学び、これからの七尾のあり方を考えていきたいものです。












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