七尾郵便局(明治42年発行『七尾町誌』より)
明治時代の七尾郵便局です。生駒町の仙対橋詰にありました。七尾郵便局の歴史をたどりますと、明治5年郵便の制度が布かれ七尾局が府中町に置かれ金沢の人が営んでいましたが、明治17年になって初めて七尾町民松田久左衛門(豪商越中屋の末裔でのち七尾町長)が局長となり、桧物町の松田家自宅が郵便局となりました。明治31年には西尾與平(初代七尾町長)が引き継ぎ相生町へ移転するなど当時は町の有力者が局長となり自宅を郵便局としていたようで、局長が変わると郵便局の場所も変わるといった具合でした。明治27年には電信業務、明治40年には公衆電話が設置されるなど市民にとって今以上に身近な場所だってことでしょう。確認がとれていませんが、昭和の初めには現在の亀橋詰の地に移転したようです。ちなみにその裏には税務署が建てられ、交通のために「税務署橋」が架けられました。












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