七尾の町中にある「町の寺」の多くは500年近い歴史を七尾の町と共に歩んできました。その中でも大多数をしめる真宗寺院は、その始まりから民衆の念仏道場として一般民衆によって支えられてきた歴史をもっています。お寺も七尾の町もそれぞれ別個に独立してあるのではなく、支えあいながら共に歩んできた歴史があるのです。かつて戦国時代に権力に対して立ち上がった真宗門徒一向一揆の拠点であったお寺。町の人々が集い語り合う場所であったお寺。南無阿弥陀仏のお念仏を伝えてきた道場としてのお寺。ご先祖のお墓があるお寺。そして、その門前に開かれた商店街。まさに、町の寺なくして七尾の歴史無し。七尾の民衆なくして「町の寺」の歴史無しと言えるのではないでしょうか。つまり、お寺、商店街、住宅などが結びつき合って七尾の町という一つの生命体をかたちづくって、その中で生きるいのちを育んできた歴史があるのです。あなたの足で散歩しながら、400年前とほとんど変わっていない町割りが残る歴史ある七尾の町と町のお寺の魅力を再発見して、あなただけの七尾との出会いをしてみませんか。多くの人と七尾の出会いによって「町の寺遊歩道」をつくりあげ、昔のように人通りの多い市街地にしましょう!。何年もかかるでしょうが、おもしろい試みだと思います。多くの方の参加をお待ちしています。
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