御便殿其の一
明治42年(1909)当時の皇太子が和倉を来訪しました。皇族が和倉を訪れるのは最初のことであったので迎えの準備は大変なものでした。皇太子は、七尾中学、鹿島郡公会堂を訪問した後、和倉へ到着し、二時間滞在しました。このときの休憩所として、当時の金額で一万五千円かけて建設されたのが、この御便殿と名づけられた建物です。現在は和倉にある禅宗のお寺、青林寺の境内に移築されています。歓迎の催しの中には、小木からとりよせたイルカ数十匹を捕獲する様子を見せるという能登ならではのものもありました。












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